大ヒット映画「RRR」や「バーフバリ」などで字幕監修をつとめた講師が、毎回ことなる作品を取り上げ、劇中のテルグ語のセリフを手がかりにインドの歴史や文化全般にまで話題を広げて解説します。映画は学びのきっかけです。見ていない映画があっても、テルグ語の知識がなくても心配ありません。インドの歴史文化について知識を深めたい方はぜひご参加ください。(なお権利上の関係から、映画本編の画像や音声の使用はありません。) 【カリキュラム】(※状況によって内容が変更になる場合があります。) 第1回 4月6日 :「バーフバリ」2部作 第2回 5月11日:「プシュパ 覚醒」「プシュパ 君臨」 第3回 6月1日 :「RRR アールアールアール」 第4回 7月6日 :「サイラー ナラシムハー・レッディ」 (講師・記)
詳しく見るヨーロッパの古い都市、大学、各種の団体は伝統的に、それぞれ独自の紋章をもっています。そしてその伝統は、現代の会社のトレードマーク、スポーツチームのロゴ、学校のエンブレムなどに受け継がれています。本講座では、ヨーロッパ中世の宮廷で誕生した紋章の起源と様々な形態を紹介し、それが近代ヨーロッパでインプレーザ(個別的標章)やエンブレム(寓意的な象徴図案)へと発展していく過程を、多くのスライドを用いながら具体的にお話します。4月期は紋章の起源、紋章図形、ヨーロッパの王家の紋章について扱います。(講師・記) *2026年4月開講。全6講。随時、途中受講が可能です。 <各回の講義内容> ■4月期 第1回 ヨーロッパにおける紋章の起源と展開 第2回 紋章図形の基本的な規則と構造 第3回 神聖ローマ帝国、イギリス、フランスの王家の紋章 ■7月期 第1回 近代ヨーロッパの王家・貴族のインプレーザ(個別的標章) 第2回 エンブレム(寓意的な象徴図案)・ブックの流布 第3回 インプレーザ、エンブレムの芸術作品への影響
詳しく見る『徒然草』の作者兼好法師は、鎌倉末期から南北朝初期に歌人として活躍したほか、「能書の遁世者」(『太平記』巻21)として公武の為政者たちと交流があったことも知られています。『徒然草』に語られる多様な専門の「道」に関する話もそうした兼好の立場、役割を反映しているものといえるでしょう。兼好がとりあげた達人たちの生き方、言葉に注目しながら、当時の歴史・文化を探り、この名著が読み継がれてきた魅力についても考えてみましょう。(講師記) ★各回にテーマを設け、そのつど完結型で進んでいきます。途中受講も歓迎です。 <各回のテーマ> ■『徒然草』が描く「よろづの道の人」〜兼好法師と達人たちの言葉〜 ■『徒然草』と「兵の道」「弓馬のわざ」〜武家家訓書との関連など〜 ■『徒然草』と中世の「道」の世界〜兼好法師と仏道、歌道・書道〜 *テーマは予定です。状況により変更することがあります。 ・・・・・・・・・・・・・・・
詳しく見る本講座では毎回数点の古文書に注目しながら、中世の鎌倉の政治や文化について考えていきます。 日本初の本格的武家政権である鎌倉幕府。その拠点としての鎌倉の重要性はよく知られていますが、実は幕府滅亡後の室町時代や戦国時代においても、鎌倉は独自の求心力を保ち続け、周辺に大きな影響を及ぼしていました。しかしそのような鎌倉の歴史的変遷は、現在必ずしも正確には伝わっていないように感じられます。そこでこの講座では、古文書をはじめとする良質な同時代史料の記述に基づきながら、中世鎌倉の実像に迫っていきたいと思います。 ★今期開講。1年12講で学びます。 <各回カリキュラム(予定)> ◆4月期 第1回 源頼朝と鶴岡八幡宮 第2回 発給文書にみる鎌倉幕府の権力構造 第3回 北条時宗と円覚寺 ◆7月期 第4回 鎌倉幕府滅亡後の鎌倉 第5回 関東公方足利氏と関東管領上杉氏 第6回 室町時代の東西問題―京・鎌倉の対立― ◆10月期 第7回 室町時代の鎌倉寺社 第8回 室町時代の内乱と鎌倉@―永享の乱― 第9回 室町時代の内乱と鎌倉A―享徳の乱― ◆2026年1月期 第10回 戦国争乱と鎌倉 第11回 小田原北条氏と鎌倉 第12回 戦国の終焉と鎌倉
詳しく見る第一次世界大戦で発見された、現代美術。 日本では第二次世界大戦以前に紹介されながらも、敗戦後に興隆します。 その時代を知り、今日でも活動を繰り広げるヴェテラン・アーティストを今回は紹介致します。 作品は、時代と人間(社会)のかかわりの中から生まれてくるものです。 この講座では、混迷を極める“現代”を、芸術の視線をもちいて捉え、本質的に解釈することを目指します。 皆さん、今だからこそ、ともに考えてみませんか? <各回のテーマ> @ 浜田浄(1937〜:89歳)昨年、高知県立美術館で個展を開催。立体、平面を超克する。 A 河口龍夫(1940〜:86歳)日本中の美術館で個展。関係性から、見えない現象を具体化する。 B 長谷光城(1943〜:83歳)子供美術、エイブル・アート、現代美術の垣根をなくす。 ※途中受講も歓迎です
詳しく見る学校で習った日本史は好きでしたか。大好きだった人、暗記ばかりで苦手だった人、さまざまだと思います。ところで科学が進歩するのと同様、日本史研究も日々進化しています。そんな新しい日本史研究の世界をのぞいてみませんか。受験や暗記と関係なく、そしてそれぞれの人生経験を経たうえで日本史を学び直してみると、日本史は以前よりも奥深く、きっと面白いものだと感じるはずです。この講座では、原始古代から現代まで流れをたどりながら、最先端の日本史の面白さを伝えていこうと思っています。(講師記) *2026年4月期開講 <今期のテーマ> ※テーマは予定です。進み具合により変更となる場合があります。 1 旧石器、縄文、弥生時代の日本 旧石器時代、縄文時代、弥生時代、それぞれの時代の特質を大きくつかまえる。 2 古代国家の成立 古墳時代、飛鳥時代を取り上げ、日本における国家形成の歴史を考える。 3 大化改新とその後 大化の改新の展開と律令制導入の過程を考える。 4 平城京の時代 複雑な動きを示す奈良時代の政治史についてわかりやすく整理する。 5 平安王朝の成立と摂関政治 平安前期の国家と社会、摂関政治の成立と展開について考える。 6 院政の時代 平安後期の政治と社会について考える。 ※講義の進み具合により、多少のズレがある場合がございます。 <1年間の予定> ※テーマは予定です。状況により、変更する場合があります。 1 旧石器、縄文、弥生時代の日本 2 古代国家の成立 3 大化改新とその後 4 平城京の時代 5 平安王朝の成立と摂関政治 6 武士の成長と院政の時代 7 「源平の戦い」と鎌倉幕府の成立 8 執権政治とモンゴル襲来 9 南北朝の戦いと室町幕府 10 室町幕府の展開と戦国時代 11 信長・秀吉・家康の時代 12 幕藩体制の展開と改革 13 幕末・明治維新・明治政府の成立 14 自由民権運動と立憲国家の成立 15 明治後期の政治と国際関係 16 大正時代を考える デモクラシーと対外膨張の時代 17 恐慌と昭和の幕開け 18 軍部の台頭と第2次世界大戦 19 戦後改革から高度経済成長へ 20 現代の日本と世界
詳しく見る画家ゴーギャンには「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」という絵があります。この講座では、1年間20講で人類の誕生から現代までをざっくりと概観しながら、この問いに向き合っていきたいと思います。「世界の歴史」を学ぶ機会のなかった方、あったけれどももう忘れてしまったなぁと思う方、もう一度学び直してみたいと考えている方など、大歓迎です。さぁ、ご一緒に「世界の歴史」の扉を開けて、我々人類、人間が歩んできた道のりを気球の上から眺めるような気分で旅してまいりましょう。最新の研究成果ものぞき込みながら。(講師-記) *2026年4月開講。各回ごとにテーマを設けて進んでいきますので、途中受講でも全く問題ございません <各回テーマ> ■第1回 人類の誕生から「歴史時代」へ −画家ゴーギャンの「我々はどこから来たのか」の問いを考える ■第2回 古代オリエントと地中海世界の発展 −メソポタミア・エジプト両文明と、ギリシャ・ローマ世界を概観する ■第3回 アジア・アメリカ古代文明の黎明 −インダス川や黄河・長江流域、マヤ・アステカ・インカの文明誕生の足跡をたどる ■第4回 内陸アジア世界・東アジア世界の形成 −草原の遊牧民や北方民族の動き、秦・漢から隋・唐までの激動の時代を追う ■第5回 イスラーム世界の形成と拡大 −イスラームとは何なのか、世界をどう変えたのか、その奔流の跡をたどる <今後のテーマ> ■第6回:ヨーロッパ世界の形成と封建社会の成立 ■第7回:東アジア世界の変動とモンゴル帝国 ■第8回:トルコ・イラン・インド・中国の大帝国群の盛衰 ■第9回:ルネサンス・宗教改革から主権国家群の形成へ ■第10回:市民革命・産業革命の進展と近代市民社会の形成 ■第11回:アメリカ独立革命と南北アメリカの発展 ■第12回:ウィーン体制の成立と近代国民国家の発展 ■第13回:帝国主義の拡大とアジア・アフリカの民族運動 ■第14回:第1次世界大戦とヴェルサイユ体制の形成 ■第15回:社会主義世界の誕生と変容 ■第16回:世界恐慌とファシズムの拡大 ■第17回:第2次世界大戦の勃発とアジア太平洋戦争の展開 ■第18回:戦後世界秩序の形成と東西冷戦の進行 ■第19回:「第三世界」の台頭と混迷 ■第20回:「冷戦終結」後の混沌とグローバリゼーション ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
詳しく見る透き通る鮮やかな色彩で人気の透明水彩画。ちょっとした旅先のスケッチに色を付けたり、愛好する人が増えています。しかし、やってみると、筆跡が荒くついてしまって、思った通りに行かないという人も多いのでは。 筆跡をつけない「ぼかし技法」「流し込み技法」の基礎を学び、透明水彩画に親しみましょう。水彩紙に水で溶かした絵の具の顔料をどうのせるのか、方法を学べば水彩画がもっと楽しくなります。 講師推奨の道具 ・絵の具 <ウィンザー&ニュートン>ウルトラマリングリーンシェード、バーントシェンナ、トランスペアレントオレンジ、ウィンザーバイオレット、パーマネントサップグリーン <マッチカラー>そらいろ ・水彩紙 ウォーターフォードホワイト 300g F6程度 ・筆 面相筆、ホルベインブラックリセーブルSQ3、アルテージキャムロン面相(中)、あれば自作筆(面相筆を広げて根元を瞬間接着剤で固め、扇状にしたもの) 横浜駅絵画教室
詳しく見る広大な裾野をもつ柳田国男の学問は、「日本人とは何か」という大きな課題から、私たちの何気ないしぐさの根源がどこにあるのかといった素朴な疑問までを包み込んでいます。私は、「柳田国男年譜」作成の過程で、柳田学を「謎解きの学問」と位置づけることに意味を見つけました。そして、『遠野物語』こそ、その「謎解き」の原点の書だと確信しました。 日本民俗学の源流の書とも言われた『遠野物語』は、今や古典読み物になっています。本講座では、一年かけて、そこに潜んでいる現代に通じるような「謎」を丁寧に読み進めて解いていきます。苦手意識をもち、頁を開かなかった方も、愛読書として何度も読み進めている方も、何気ない疑問や謎のなかに、柳田学や日本人論に繋がる大きなヒントが隠されていること気づく楽しさを共有していただければ幸いです。ぜひいらしてください。 お待ちしています。(講師・記) ≪今期テーマ≫ 1回 4月2日 柳田国男が『遠野物語』に託した願い―以前と以後の柳田国男をなぞって― 2回 5月7日 『遠野物語』の構成―「原本 遠野物語」の読み方― 3回 6月4日 山人・山男と神隠しの話を読む―「サムトの婆」と「マヨヒガ」の話― ≪今後の予定≫ 4回 7月 ザシキワラシの話を読む―佐々木喜善と宮澤賢治につなぐー 5回 8月 河童の話を読むー遠野の河童は妖怪ではないー 6回 9月 魂の行方の話を読む@―本当に幽霊がでたのかー 7回 10月 柳田国男の少年体験と『遠野物語』―母親殺しの人生苦― 8回 11月 「聴き做し」の小鳥前生譚を読むー柳田の愛鳥趣味のゆくえー 9回 12月 熊と狼の話を読むー今西錦司や梅棹忠夫への柳田国男の眼差しー 10回 1月 魂の行方の話を読むA―今につながる99話を残した柳田国男の思いー 11回 2月 名文と言われる「序文」を読むー「平地人」とは誰かを考えながらー 12回 3月 オシラサマの話を読むー謎が謎をよぶ未知の世界へー
詳しく見る仏教はそれぞれの国や地域の文化に溶け込みながらアジアの人々の心の支えとなってきました。そこには深遠なる教理があり、それが日本では各宗祖たちによる宗派の教えとして展開しています。しかし、その一方で一般の民衆は、宗派の教理よりも、経典に登場する様々な諸仏・諸菩薩・諸天に手を合わ祈りを捧げてきました。浅草観音、とげぬき地蔵、成田不動尊にお詣りする人たち、あるいは西国・板東の観音巡礼を行う人々、そうした人々には、亡き人への追善、病気の平癒、家族の幸せ、商売繁盛など、具体的で切実な思いがあります。こうした「ほとけ」に対する信仰はご宗旨を超え、宗派の垣根はありません。本講座はこうした諸仏・諸菩薩・諸天などの「ほとけ」の群像について、それぞれの「ほとけ」の功徳を説く経典を紹介しつつ、その信仰の歴史を紐解いていきます。(講師記) <各回カリキュラム(予定)> 第1回 阿弥陀信仰と薬師信仰〜東と西の仏さま 第2回 観音信仰〜大悲の菩薩から変化観音へ 第3回 地蔵信仰〜冥界のほとけから子どもの守り仏へ 第4回 明王と諸天の信仰〜忿怒尊(不動明王・毘沙門天)の御利益など 第5回 仏教における多様な仏の群像を総括する
詳しく見る4〜5世紀の朝鮮半島は、高句麗・百済・新羅・加耶が多国間戦争を繰り広げた戦いの舞台でした。この激動の時代に、渡海して戦列に加わった「倭軍」はどのような存在だったのでしょうか。 これまでの古代史・考古学研究では、古墳時代の大刀や甲冑の増加などを根拠に、倭軍は「白兵戦を得意としたものの、高句麗の重装騎兵には時代遅れで太刀打ちできず、百済や加耶に雇われた劣悪な傭兵に過ぎなかった」という見方が有力でした。しかし本当にそうだったのでしょうか。軍事史学的な観点に立てば、軽装備の歩兵が重装騎兵に接近戦を挑むというのは、極めて拙劣な戦術といえます。 本講では、武装システムに対する考古学的な分析に加えて、軍事学の基礎理論やヨーロッパ中世軍事史との比較に立脚することによって従来の定説を根底から見直し、卓越した海洋機動力と長大な倭弓を巧みに駆使して強大な敵に対抗した「軽装弓歩兵」の戦術的優位性を明らかにし、それを通して古代倭軍の真の姿に光を当てていきます。 第1回 律令軍制と弓―古代日本軍事システムの到達点とその特異性 第2回 倭人と倭弓―弥生社会の誕生と海洋民の広域ネットワーク 第3回 高句麗重騎兵との死闘―倭の海洋機動弓兵とその戦闘教義 第4回 東国舎人騎兵の誕生―王権直属の親衛騎兵はいかに成立したか 第5回 白村江の戦いと壬申の乱―海洋戦略の破綻と東国騎兵の活躍
詳しく見る短歌のまだ見ぬ魅力を味わう講座です。 短歌は自由な文芸で、五七五七七のしらべ以外にルールはありません。 この講座では今野寿美さんと共に、短歌の不思議な力に迫ってみたいと思います。 第1部は与謝野晶子の短歌を手がかりに、作品を強くする“技”を読み解きます。 言葉の選び方、映像の立ち上げ方、読者の心をつかむ飛躍など、晶子の歌の魅力とテクニックを立体的に掘り起こし、実作にも持ち帰れるヒントを探ります。 第2部は受講者の方の作品について講評しながら、深く読み解いてゆきます。 初めて短歌にふれてみたいという方も、経験者の方も、気軽に短歌を楽しんでいきましょう!(佐佐木講師・記) <当日の流れ(予定)> 第1部 佐佐木先生×今野先生 トーク 第2部 受講者作品講評 ◆作品提出歓迎◆ お一人様 自由詠1首まで提出できます。こちらは任意提出です。 ※すべての作品が、講評されない場合もございます。ご了承ください。 ※投稿締切(6/13)後にお申込の方は、投稿はできません。予めご了承ください。 作品提出フォームは[こちら](https://forms.gle/hhaG8PVXfZrqHcpm7) 締切:2026年6月13日(土)まで ※差し替えはご遠慮いただいております。
詳しく見るラテン語というと荘厳なイメージを持たれる方は多いと思われます。しかし、詩人などの作家や皇帝だけがラテン語を使っていたわけではありません。ごく普通の庶民もラテン語を話したり書いたりしていました。 古代イタリアの一地方の言語として始まったラテン語は、ローマ帝国の広がりとともにヨーロッパなど各地域の言語に影響を与え、実は日本語の語彙にも入り込んでいます。 この講座では、二千年以上前にもなるラテン語の始まりから現代までの道のりと、私たちが普段使う言葉の語源としてのラテン語について、Twitterで日々ラテン語の面白さを広めている講師が解説します。この機会に、普段あまりなじみのないラテン語の隠れた面白さに触れてみませんか。ラテン語の事前知識は要りませんので、お気軽にご参加ください。(講師記) *4/11(土)より、同講師によるラテン語入門講座がはじまります。 詳細・お申込みは[こちらから](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8704271)
詳しく見る縄文時代、縄文文化というと、なにが思い浮かぶでしょうか。ハート形土偶でしょうか、火焔土器でしょうか。最近、これらが人気者になり、マスコットキャラクターや展示ポスターでよく見かけます。現代人の感覚からは理解しがたい、ミステリアスなところが興味をそそるのかもしれません。日本列島に生まれた文化でありながら、どこかわれわれの文化と異なるのはなぜなのでしょうか。前衛芸術の岡本太郎が、戦後まもなく博物館で縄文土器の爆発ぶりを見てからすっかりそのとりこになり、日本人の中に底流する野生の存在を訴えました。その対極にあるような弥生文化を岡本は毛嫌いしたことも有名です。この講座では、縄文文化に興味はあるけれど、その内容をよく知らない方のために、イロハから詳しくお伝えします。そして、縄文文化の神髄に迫ります。(講師・記) *2026年4月開講。全12講。 *オンラインのみ。教室での開催はありません。 *第5回は佐賀市文化財課・西田巌講師、第6回は東京大学准教授・根岸洋講師が講義を担当します。 ## 第1部 縄文人の暮らしぶり―衣・食・住− ### 第1回(4/1) どのようないでたちだったか 人骨やDNAからわかる縄文人の素顔、どのような衣服を着てアクセサリーを身につけていたのか見ていきます。 ### 第2回(4/15) どのようなものを食べていたか 最近では農耕のようなことをおこなっていたこともわかってきました。食器に利用された縄文土器を取り上げるこの回には、考古学の基礎作業である土器の拓本や実測の実技もリモートで披露します。 ### 第3回(5/6) どのようなコミュニティで暮らしていたか 家族・住まい・ムラにはどのようなルールがあったのでしょうか。 ## 第2部 縄文時代の有名遺跡バーチャル探訪講義 ### 第4回(5/20) 千葉県加曽利貝塚と荒海貝塚 特別史跡である中〜晩期の加曽利貝塚と晩期終末の荒海貝塚を素材に、東京湾内湾の大貝塚の盛衰を見ていきます。 ### 第5回(6/3) 佐賀県東名遺跡と菜畑遺跡 ※講師 佐賀市文化財課 西田巌 バスケットが700個以上も出土した縄文時代早期の佐賀県東名遺跡と弥生時代早期の菜畑遺跡について、東名遺跡を史跡にした立役者、佐賀市文化財課の西田巌さんに語ってもらいます(西田講師の講演後、設楽講師と対談)。 ### 第6回(6/17) 青森県三内丸山遺跡と亀ヶ岡遺跡 ※講師 東京大学准教授 根岸洋 縄文時代の遺跡として最も有名な前・中期の三内丸山遺跡と同県の晩期の亀ヶ岡遺跡を、長年世界遺産登録に尽力した根岸さんに語ってもらいます(根岸講師の講演後、設楽講師と対談)。 ## 第3部 縄文人の心をさぐる(7月期開催:5月22日お申込み開始) ### 第7回(7/ 1) 土偶と石棒−縄文時代の男と女− 土偶と石棒という、縄文時代の2大儀礼道具を取り上げてその意味を探り、縄文時代の男女のあり方を推定します。 ### 第8回(7/15) 縄文人の人生観−通過儀礼を中心に― 縄文時代には健康な歯を抜く抜歯、耳たぶに孔をあけて巨大な耳飾りをつける習慣、そしておそらくイレズミがありました。なぜ痛い思いをしたのか、探ります。 ### 第9回(8/ 5) 墓と祖先のまつり 縄文時代の墓と葬儀には、どのような特徴があるでしょうか。現代の祖先祭祀とくらべてみます。 ## 第4部 越境する縄文人(7月期開催:5月22日お申込み開始) ### 第10回(8/19) 川と山と海を越えた縄文人−交流の諸相− ヒスイや黒曜石は、原産地からはるか彼方に運ばれました。どのように流通していたのでしょうか。また、大陸との往来はあったのでしょうか。 ### 第11回(9/ 2) 弥生の中の縄文をさぐる 一見はなはだ異なる弥生文化の中に、縄文文化が息づいています。その継承や違いの中に、それぞれの文化を担ったひとの考えの違いを見出します。 ### 第12回(9/16) 考古学をこえて−縄文文化への様々なまなざし− 岡本太郎、梅原猛、水木しげるなど、分野は異なりますが、それぞれ縄文文化を愛した人たちです。これら異分野の人たちの縄文観を手がかりに、縄文文化の魅力とはなにか考えてみます。
詳しく見るアメリカ文学には、あまり関わりたくないようなちょっと変わった人たちが数多く登場します。白い鯨に取り憑かれた船長、無人島で孤独に生きた女性、大陸を走り続ける反抗的な若者たち、自由に生きているようでどこか危うさを抱えた女性――いずれも強烈で、一筋縄ではいきません。本講座では、そうしたキャラクターの魅力に焦点を当てながら、名作の読みどころを丁寧に紹介します。難解だと思われがちな古典も、人物から入ればぐっと身近になります。最初は少し距離を置きたくなるような彼ら、彼女たちに、いつのまにか心を奪われている――そんな読書の楽しみへとご案内します。(講師:記) ### こちらの講座は1年間で4回のシリーズ講座です。 6/15 ハーマン・メルヴィル『白鯨』――男たちの奇妙な友情 9/7 セアラ・オーン・ジュエット『とんがりモミの木の郷』――孤独と繋がりへの秘めた想い 12/14 ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』――止まらない若者たちの反抗文化 3/8 トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』――映画とは異なる原作の魅力 ※講師おすすめの訳書 『白鯨 モービィ・ディック』ハーマン・メルヴィル著、千石英世訳、講談社文芸文庫
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