連続テレビ小説『ばけばけ』のモデルとなった小泉八雲の著作『怪談』。その中でも平家の怨霊と琵琶法師の物語である「耳なし芳一」は特に有名です。この話の舞台は長門国(山口県)ですが、実は大阪府尼崎市や長野県を舞台とした同様の話が伝わっており、霊に耳をとられる琵琶法師の話は広く伝えられていたことがわかります。民俗学者の柳田國男はこれらの広がりから「なぜ琵琶法師は耳を取られるのか」を考えました。講義では、『怪談』以前の「耳なし芳一」の話を読み、神霊と琵琶法師の関係について、考えてみたいと思います。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 「怪異学」はフシギなコトやモノについて歴史や文学・民俗の記録を解読することから、その認識を生み出した社会・文化の特質や日本人の心の軌跡を探る新しい学問です。東アジア恠異(かいい)学会の講師陣が、怪異学の世界へと誘います。 -------------------------------------------------------------------------------------------
詳しく見る10/31は休講、補講は11/21です。 遊牧民世界においては、古くから他に比べて女性の地位がはるかに高い。日常的な生活や政治・軍事においてもその発言力は大きい。遊牧君主をそれをないがしろにはしない。モンゴル帝国においてもそれは同様で、その歴史を語る上で、チンギス・カンの血を引く王女たちはもちろん、皇后たちの存在感は決して無視することはできないのである。本講座では、そのような視点から、彼女らの果たした歴史的な役割を明らかにしていきたい。 <カリキュラム> 10/31:チンギス・カンの母と妻たち 11/21:モンゴル帝国の拡大と皇后・王女 12/19:モンゴル・元朝政治史を主導した皇后たち
詳しく見る安土城跡は、織田信長が築いた本格的な山城として知られています。総石垣の天守台、本丸、櫓台、虎口が完存し、当時の最先端の遺構を見ることができます。また、天守の存在から近世城郭の先駆的存在として位置づけられました。最近は城下から続く石段跡が発掘調査で確認され、信長による独特な発想が注目されています。一方で、信長像の見直しから、孤高的な存在だった安土城も改めて再検討が迫られています。安土城跡と城下町跡を歩き、信長時代の往時を考えます。 【安土城行程・詳細】 安土駅→城下町跡を歩く→セミナリオ跡→安土城 石段(入山料)→天守台 →総見寺跡※総見寺¥700 →安土城郭資料館(駅前)¥200 ※安土城郭資料韓はお時間の都合により解散後自由見学になる場合がございます ※交通費、現地見学費、現地での経費は各自 集合時間 9時40分 集合場所 JR安土駅 改札出たところ 解散場所 JR安土駅 (15時50分頃予定を予定)
詳しく見る人はなぜ、今、ここにいるのでしょうか?宇宙開闢から、地球と生命の誕生、人類そして文明の形成までのビッグヒストリーを3回にわたって、主に科学の視点からたどります。特に文明形成に不可欠な「鉄」を一つのキーワードとします。 ビッグヒストリーの2回目は、生命誕生から類人猿までの進化についてお話しします。 生命の進化には、大きな天変地異が関係しています。その好例が隕石衝突による大型爬虫類の絶滅です。もし、これがなかったら、地球の生態系はどうなっていたのでしょうか?現在文明に必要不可欠の鉄は、数十億年前のバクテリアとも関係しています。他にもあるいくつもの事例から、地球と生命の奇跡的な関連について考えてみましょう。【オンライン受講 ご案内事項】 ・本講座はZoomウェビナーを使用したオンライン受講の申し込みページです。教室受講をご希望の場合は別の当該講座紹介からお申込みください。パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。受講者の映像、音声は配信されません。 ・オンライン受講に際し、ご留意いただきたい事項やキャンセルの扱いなどを[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/wp/online_notice/)にまとめました。ご受講前に必ずご一読ください。 ・講座視聴リンク不着やキャンセル等のご連絡は、asaculonline009@asahiculture.comで承ります。 ・終了後原則2〜3日以内に見逃し配信をアップいたします。
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