前回の講座では金印の時代から卑弥呼の時代までの東アジアにおいてどの様なことが生じていたのかについて考え、古代日本と東アジアがどの様につながっていたのかを明らかにしました。 今回は、前回の内容を受けて、卑弥呼以後の時代から倭の五王・遣隋使時代にかけての東アジアの動向について考察し、古代日本からの使節の派遣が、そのこととどのように関連していたのかについて考えます。まず、魏晋以後の華北の動向、次いで亡命政権が建国された江南と倭国の関係、倭の五王はなぜ南の政権にのみ使節を派遣したのか、倭の五王はなぜ南朝後期の斉梁陳の政権には使節を派遣しなかったのか等々について順にお話しします。 ・
川本 芳昭:九州大学名誉教授 1950年長崎県生まれ。1969年福岡県立東筑高等学校卒業。1973年九州大学文学部東洋史学科卒業。東アジア古代中世史専攻。1998年九州大学文学部教授、2015年退職。九州大学名誉教授。現在、九州国立博物館財団評議員、朝日カルチャーセンター講師。
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