現代世界は、エマニュエル・トッドが指摘するように、宗教の衰退によって「ニヒリズム」が蔓延していると見ることができます。しかし、一方で、西欧の先進国以外の国々では、宗教がむしろ活性化しているという現実があり、それが、社会のあり方や政治、さらには戦争ということに深く結びついています。 今回の講座では、お隣りの国韓国で、戦後なぜキリスト教が拡大したのか。その特徴的なあり方を見ていきます。また、カトリックの牙城と言われた中南米において、カトリックからプロテスタントのペンテコステ派への地殻変動が起こっている状況とその意味を考察します。最後は、世俗主義を掲げるフランスとトルコにおける、ライシテとライクリックについて、現状と問題点を考察します。(講師・記) �@10月13日 韓国ではなぜ戦後キリスト教が伸び統一教会を生んだのか �A11月10日 ペンテコステ派が変える中南米の宗教事情 �B12月 8日 ライシテとライクリック フランスとトルコの世俗主義
島田 裕巳:しまだ・ひろみ 1953年東京都生まれ。宗教学者、作家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、東京通信大学非常勤講師を歴任。著書に『葬式は、要らない』『創価学会』『日本の10大新宗教』『神道はなぜ教えがないのか』『戦後日本の宗教史:天皇制・祖先崇拝・新宗教』『「日本人の神」入門』『宗教の地政学』『神社崩壊』『新宗教 戦後政争史』等多数。
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