この講座では、20世紀後半のリベラリズムから始め、その後アメリカの思想が21世紀にかけてどのように変わっていったのかを、それぞれの重要な思想家たちにスポットを当てながら展望します。 そのイントロダクションとして、初回は、現代アメリカのトランプ大統領、ヴァンス副大統領、ピーター・ティール、イーロン・マスクといったテック右派に影響を与えるカーティス・ヤーヴィンの思想を解説しつつ、リベラリズムとテック右派の関係を概観します。([この回のみの受講も可](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=9062089&p=a7bc4b381982c4f64acbf8d3bc4f8e42d7f1e33c46a7973f36b5b753c0218160)) 20世紀後半、アメリカで始まったリベラリズム革命は、グローバリゼーションの進展とともに、アメリカ思想を世界の中心地にした。その後、情報通信革命を牽引するシリコンバレーのテック業界は、人々の生活のみならず、思想にまで大きな影響を与え、「カルフォルニアン・イデオロギー」と呼ばれるようになった。 21世紀になると、情報通信革命の申し子たちが続々と登場し、従来の正統的な思想のあり方を根底から変更していった。これまでリベラリズムや左派の思想が前提にしたものは、根こそぎ掘り崩され、今やシリコンバレーのテック業界を中心に、思想的な潮流が形成されるようになっている。イントロダクションに続く、各回で丁寧に見ていきます。 (講師・記) 【カリキュラム】 ※状況によって変更することがございます。 ■2026年10月期 イントロダクション・アメリカ思想の現在地 テック右派とリベラリズムを概観する ([この回のみの受講も可](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=9062089&p=a7bc4b381982c4f64acbf8d3bc4f8e42d7f1e33c46a7973f36b5b753c0218160)) ) ・ロールズから始まったリベラリズム革命 ・ロ―ティのプラグマティズム的転回とは何か? ・ヒッピーからカルフォルニアン・イデオロギーへ ■2027年1月期 ・ニック・ランド(「暗黒啓蒙」)とカーチス・ヤービン(「新君主制) ・アメリカの左派は死んだのか? ・テック右派は、電脳「リバイアサン」の夢を見るか?
岡本 裕一朗:おかもと・ゆういちろう 玉川大学名誉教授 1954年福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。九州大学文学部助手を経て、現在、玉川大学文学部名誉教授。専攻は哲学・倫理学。 著書に、『ネオ・プラグマティズムとは何か―ポスト分析哲学の新展開』『ヘーゲルと現代 思想の臨界』『ポストモダンの思想的根拠』『異議あり!生命・環境倫理学』(すべてナカニシヤ出版)、『12歳からの現代思想』(ちくま新書)、『モノ・ サピエンス』(光文社新書)、『ヘーゲル入門』(共著・河出書房新社)、『フシギなくらい見えてくる!本当にわかる現代思想』(日本実業出版社)、『フランス現代思想史』(中公新書)、『いま世界の哲学者が考えていること』(ダイヤモンド社)、『ほんとうの「哲学」の話をしよう』(中央公論新社)など多数。
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