人はどう別れを送り、死を受け入れてきたのか。 本講座では、香港映画『旅立ちのラストダンス』に描かれる道教の葬儀を手がかりとして、台湾映画『赤い糸 輪廻のひみつ』が示す冥界、日本映画『おくりびと』にみられる納棺文化などを比較しながら、東アジア映画における死生観と弔いの表象について考察します。映画表現を通じて、宗教観や儀礼、死者との向き合い方の違いと共通点を探っていきます。
張 宇博:博士(文学)(早稲田大学)。専門は香港映画、中国語圏映画。 主な論文に「香港映画にみる越境の変容−『金都』と香港アイデンティティ」(倉田徹編『香港と中国化−受容、摩擦、抵抗の構造』明石書店、2022年所収)、翻訳に「近世東アジアの戦争と文学」(『日本「文学史」第三冊』勉誠社、2019年所収)などがある。映画研究のほか、中国語教育も担当する。
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