将軍足利義政の正室、日野富子が、自分が産んだ足利義尚を次の将軍につけようと画策し、有力大名の山名宗全に協力を仰いだことがきっかけで応仁の乱が起こった・・・このような通俗的な応仁の乱のイメージを形成したのが、室町・戦国軍記の代表作である『応仁記』です。しかし、実際の応仁の乱は、『応仁記』が書き記した内容と懸け離れています。ベストセラー『応仁の乱』の著者が、4回のシリーズで『応仁記』の虚構を暴き、応仁の乱の真相に迫ります。 7/11:『太平記』と室町・戦国軍記 8/8 :『応仁記』とは何か 8/29:『応仁記』の虚像を暴く 9/12:『応仁記』の謎に迫る
呉座 勇一:歴史家 東京大学文学部卒業。同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。日本中世史専攻。2014年『戦争の日本中世史』で第12回角川財団学芸賞受賞。著書に『一揆の原理』(ちくま学芸文庫)、『戦争の日本中世史』(新潮選書)、『応仁の乱』(中公新書)、『陰謀の日本中世史』(角川新書)、『日本中世史への招待』(朝日新書)など。
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