「イギリス王朝」と聞くと、複雑な系図や王の名前の暗記を思い浮かべるかもしれません。しかし、その複雑さを丁寧に解きほぐすことにより、バラ戦争からエリザベス1世までの時代は、血筋、結婚、裏切り、宗教改革、そして国家の生き残りが絡み合う、壮大な歴史ドラマとして浮かび上がります。本講座では、ランカスター家とヨーク家の争いから、ヘンリー7世によるチューダー朝の成立、ヘンリー8世の離婚問題と宗教改革、メアリ1世とエリザベス1世の対照的な統治までを、二日間でわかりやすくたどります。シェイクスピアの歴史劇をより深く味わうための歴史的背景としても楽しめる講座です。(講師・記) 【カリキュラム】 ※状況によって変更することもございます。 第1回 王冠をめぐる内戦――バラ戦争とチューダー朝の誕生 リチャード三世・ヘンリー七世の時代 第2回 結婚・宗教・女王の時代――ヘンリー八世からエリザベス一世へ
西 能史:にし・たかし 上智大学准教授 上智大学文学研究科英米文学専攻博士課程修了、ロンドン大学博士号取得(文学博士)。専門はシェイクスピアを中心とした16〜17世紀英文学。主な著作に、『シェイクスピア・ハンドブック』(共著、三省堂 2010年)、『書斎の外のシェイクスピア』(共著、金星堂 2017年)、『イギリス文学入門』(共著、三修社 2014年)、『イギリス文化入門』(共著、三修社 2010年)など。主な翻訳にスティーヴ・ブランドフォード他『フィルム・スタディーズ事典―映画・映像用語のすべて』(共訳、フィルムアート社 2004年)、スチュアート・シム『ポストモダン事典』(共訳、松柏社 2001年)など。
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