イギリス人のA. A. ミルンが1926年に発表してから多くの人たちに読み継がれてきた『くまのプーさん』。「子供向けの易しい物語」に見えて、実は「大人向けの優しい物語」でもあります。ここには「勝ち負け」も「強さ弱さ」もありません。あるのは、そういう区分をする社会では見つかりにくい「思いやり」であり「いたわり」です。それも相手を進んで支えるというより、相手をそのまま受け入れ、一緒にいること。紛争の続く世界にあって、この物語を英語で読みながら、和の大切さを改めてめでる時間を共有できればと思います。
難波江 和英:神戸女学院大学名誉教授 関西学院大学大学院博士課程(英文学)修了。日豪米の大学・大学院で学び、日本の二つの大学で延べ40年間、英米文学、英語関連科目、文化学、現代思想、批評理論等を担当してきた。生きることと学ぶことを重ね合わせながら、まさに「生涯学習」を実践中。
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