利休の孫の千宗旦は、三千家の祖として語られていますが、詳しいことはあまり知られていません。今回は、宗旦の手紙(元伯宗旦文書)を中心に、その生涯を追ってみたいと思います。利休の理想とする侘び茶を復興し、利休の理想の茶室を再興し、三人の息子をそれぞれ大名の茶頭にして、利休の流れを再興した大変な人生を、手紙から読み取りましょう。
生形 貴重:千里金蘭大学名誉教授・表千家不審菴文庫運営委員・(財)不審菴評議員 1949年、表千家の茶家、生形朝宗庵に生まれる。専門は中世文学研究・茶道文化論。平家物語研究で第12回古典文学会賞、茶道文化学術奨励賞を受賞。『利休の生涯と伊達政宗』『元伯宗旦』(以上河原書店)『利休と信長』(教育評論社)など。
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