2025年は柳田國男生誕150年ということで、さまざまな記念行事が各地の各機関で実施されました。その柳田國男のことを少し詳しく紹介してみます。柳田國男は日本の民俗学を創始した人であり、『遠野物語』や『先祖の話』などの著作でも知られています。柳田が創りあげた民俗学とはどのような学問なのか、そして、終生、柳田を尊敬しつづけた折口信夫は、その柳田の民俗学を深く理解し、その育成にどのように協力したのか。柳田と折口の民俗学はどのような点が共通し、どのような点が異なっていたのか。日本の民俗学を創り育てた二人の学問と人生について解説してみます。現在、柳田國男と折口信夫の民俗学というテーマで、全体で15章の内容があるのですが、そのうちの3つのテーマでまずはお話ししてみることにします。(講師・記) @7月24日 柳田國男の『民間伝承論』 〜「民間伝承論」「民間伝承論」への批判と柳田の否定「柳田の比較研究法の活用」 A8月28日 柳田國男の『桃太郎の誕生』 〜「書かれた昔話と語り伝えられた昔話」「柳田國男の『桃太郎の誕生』」「口承文芸史考」「柳田以後の民間説話研究」 B9月25日 折口信夫の「常世及びまれびと」 〜「常世及びまれびと」「「常世及びまれびと」と岡正雄」「「常世及びまれびと」と柳田國男」「ケガレからカミへ−来訪者と贈与−」「来訪神の信仰と習俗」
新谷 尚紀:しんたに・たかのり 国立歴史民俗博物館名誉教授・国立総合研究大学院大学名誉教授 1948年広島生まれ。早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士課程修了。博士(社会学)。専門は日本民俗学。国立歴史民俗博物館教授・國學院大学教授を経て、現在、国立歴史民俗博物館名誉教授・国立総合研究大学院大学名誉教授。著書に『神々の原像−祭祀の小宇宙−』『お葬式−死と慰霊の日本史−』『柳田民俗学の継承と発展−その視点と方法−』吉川弘文館 、『伊勢神宮と出雲大社−「日本」と「天皇」の誕生−』『伊勢神宮と三種の神器−古代日本の祭祀と天皇』『氏神さまと鎮守さま』(講談社選書メチエ)、『神社の起源と歴史』吉川弘文館ほか多数。
参考図書として、新谷尚紀著『民俗学とは何か』(吉川弘文館)がございます。講義は基本的に配布プリントとパワーポイントを使って行ないます。 ※プリント配布
教室でもオンライン(Zoomウェビナー)でも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。 ・教室は変わる場合があります。当日の案内表示をご確認下さい。