人新世とは、人間が地球環境に及ぼす影響が無視できなくなった時代を指す言葉です(正式な地質学用語には採用されませんでしたが)。現代アートの世界では、しばしば「エコロジー」などの名称で呼ばれる自然との共生や持続可能な社会の実現といった問題に、アートを通じてどのようにアプローチするかに関心が集まっています。人新世を迎えた今日における、新しいアートの可能性を探ります。 <各回のテーマ> 第1回:「ポスト人新世のアート」とは、どのようなものか? 第2回:アートを通じて自然や動植物と向き合う
山本 浩貴:(やまもと・ひろき) 1986年千葉県生まれ。実践女子大学文学部美学美術史学科准教授。一橋大学社会学部卒業後、ロンドン芸術大学にて修士号・博士号取得。著書に『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』(中央公論新社 、2019)、『この国(近代日本)の芸術――〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』(小田原のどかとの共編著、月曜社、2023) など。訳書にジャスティン・ジェスティ『戦後初期日本のアートとエンゲージメント』(水声社、2025)。
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