クラゲは、脳も心臓も持たない単純な原始的な生物と思われがちです。しかし実際には、激しい生存競争や劇的な環境変化のなかで、さまざまな増え方を駆使し、環境に適応しながら、6億年もの長い時間を生き延びてきた“成功者”なのです。 本講座では、クラゲの分類や生活史といった基礎から出発し、研究の最前線までを紹介します。さらに、深海調査や海外での研究、水族館との連携など、世界に広がる研究の現場を通して、クラゲという生物を多面的に理解します。 そして、クラゲの研究を通して見えてくるのは、海洋ごみやクラゲの大量発生といった、いま海で起きている変化です。 クラゲを手がかりに、海の現在と未来について考えます。(講師記)
三宅 裕志:みやけ・ひろし 北里大学海洋生命科学部教授。1969年生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程終了。農学博士。海洋研究開発機構、新江ノ島水族館を経て現在、北里大学海洋生命科学部教授、新江ノ島水族館飼育アドバイザー。著書に『巨大深海生物の謎を解く』(シーアンドアール研究所)、『最新クラゲ図鑑』『子供の科学★サイエンスブックス クラゲの秘密』『クラゲの不思議』(誠文堂新光社)、監修書籍、執筆分担などに『謎だらけ 超クラゲ図鑑 』(エムピージェー)、『World Atlas of Jellyfish』(Dölling und Galitz Verlag)、『海洋を冒険する切り絵・しかけ図鑑』(化学同人)などがある。
教室でもオンライン(Zoomウェビナー)でも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。お問合せはyk9yokohama@asahiculture.comで承ります。 ◆講座時間(目安) 13:00〜14:30/14:40〜16:10