日本百名山のうち、中央アルプスには2座、南アルプスには10座、その他甲信越に13座ある山々の成り立ちについて、地形・地質調査の成果を3回シリーズで紹介します。 中央アルプス(木曽山脈)と南アルプス(赤石山脈)は断層によって隆起した山脈で、北アルプスに比べると積雪量は少ないものの、氷河時代には氷河が発達してカールなどの氷河地形が形成されました。甲信越の山々は、火山や火山起源の山が多く、山の形成過程は複雑です。 また、高山植物の植生も地形や地質に影響を受けていることがわかっています。これらに加えて、登山の歴史や山と人間とのかかわりなどについても紹介していきます。(講師記) <各回に取り上げる山> 第1回:木曽駒ケ岳 空木岳 御岳山 雨飾山 妙高山 火打山 高妻山(戸隠連山) 苗場山 第2回:美ヶ原 霧ヶ峰 蓼科山 赤岳(八ヶ岳) 鳳凰山 甲斐駒ヶ岳 仙丈岳 第3回:北岳 間ノ岳 塩見岳 悪沢岳(荒川三山) 赤石岳 聖岳 光岳 ※画像説明:富士山・北岳・間ノ岳(仙丈岳より) 1981年10月27日
上本 進二:うえもと しんじ 神奈川災害考古学研究所代表。専攻は地形学・地質学・考古学。大学時代から北アルプスの地形と地質を研究し、日本百名山をはじめとする国内外の調査登山歴がある。 現在は遺跡で自然科学系の考古学、山城の地形・地質、鎌倉の地形・考古・地質・歴史の研究をしている。 『白馬岳高山帯の地形と植生(共著)』など山の地形に関する著作多数。
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