第2次トランプ政権の成立で、テクノファシズムと呼ばれるアメリカの思想潮流が注目されています。E・マスクやP・ティールらシリコンバレー出身企業家たちのテクノ資本主義、C・ヤーヴィンとN・ランドの「暗黒啓蒙」の哲学、Y・ハゾニーやP・デニーンらの国家保守主義(ナトコン)。これら異なるグループがリベラリズム批判で一致してトランプの時代を支えているのです。民主主義や政治そのものの否定にまで至りかねないテクノファシズム、「新反動主義」の思想を検証します。(講師記) <各回テーマ(予定)> 1.テクノ資本主義と「認知」エリートの支配 2.民主主義を無用とする「暗黒啓蒙」の哲学 3.米・欧・イスラエルを横断する「極右」の政治と国家保守主義
高橋 哲哉:たかはし・てつや 東京大学名誉教授。1956年、福島県生まれ。哲学者。東京大学名誉教授。20世紀西欧哲学をベースに、現代日本と世界の政治的諸問題を論じてきた。著書に、『デリダ 脱構築と正義』『戦後責任論』『記憶のエチカ』『歴史/修正主義』『靖国問題』『国家と犠牲』『教育と国家』『反哲学入門』『犠牲のシステム 福島・沖縄』『沖縄の米軍基地 「県外移設」を考える』など多数。近著に『日米安保と沖縄基地論争』(朝日新聞出版)がある。
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