今回の講座では、飛鳥時代後期(662-710)から奈良時代(710-784)にかけての仏像について講義します。 第1-2回は、興福寺仏頭(685年)と薬師寺金堂薬師三尊像を取り上げ、大型金銅仏における技法と表現の展開について解説します。第3-4回は、法隆寺五重塔の塑像群(711年)を取り上げ、『維摩経』や仏伝を主題とした群像表現の見どころや、須弥壇の改変と関わる塑像群の制作年代をめぐる論点などについて解説します。第5-6回は、興福寺の八部衆像と十大弟子像(734年)を取り上げ、脱活乾漆造の技法と群像の典拠の問題を中心に解説します。 なお、本講座の講義内容は、下記のテキスト1の第4〜6章、テキスト2の第4〜6回の内容に対応しています。(講師・記) <テキスト> 1 水野敬三郎『奈良・京都の古寺めぐり 仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89)、1985年、岩波書店。 2 松田誠一郎[『東京藝大で学ぶ仏像の見方』](https://www.shogakukan.co.jp/books/09389838)2026年、小学館。 ※各自ご用意ください。 <スケジュール> ※スケジュールは変更になる場合がございます。 第1回 7/7 興福寺仏頭と薬師寺金堂薬師三尊像(1) 第2回 8/4 興福寺仏頭と薬師寺金堂薬師三尊像(2) 第3回 8/18 法隆寺五重塔の塑像群(1) 第4回 9/1 法隆寺五重塔の塑像群(2) 第5回 9/15 興福寺の八部衆像と十大弟子像(1) 第6回 9/22 興福寺の八部衆像と十大弟子像(2)
松田 誠一郎:東京芸大教授 1960年、東京生まれ。東京学芸大学教育学部卒業、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程終了。1984年から東京芸術大学美術学部非常勤講師、89年第1回国華賞、90年東京芸術大学より学術博士の学位取得。91年〜99年京都市芸術大学美術学部専任講師、99年より東京芸術大学美術学部専任講師、2001年から准教授、2012年から教授。著書は『東大寺と平城京 日本美術全集第4巻 奈良の建築・彫刻』共著(講談社)、『カラー版 日本美術史』共著(美術出版社)、『週刊朝日百科 日本の国宝15京都/広隆寺』責任編集(朝日新聞社)、『醍醐寺大観 第1巻 建築・彫刻・工芸』共著(岩波書店)など多数。
・資料は教室にて配布します。 <参考図書> ※各自ご用意ください ・水野敬三郎『奈良・京都の古寺めぐり―仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89) ・松田誠一郎『東京藝大で学ぶ仏像の見方』(小学館)
・今期は日程が変則的です。ご注意ください。 ※教室は変わる場合があります。当日の案内表示をご確認ください。