インドネシアのジャワ島には、東南アジア三大遺跡の一つボロブドゥールと並んで、壮大な世界遺産がもう一つあります。プランバナン寺院群です。中心となるチャンディ・プランバナンは広大なヒンドゥー教の寺院(9世紀中頃)で、その浮彫りや彫像はボロブドゥールに匹敵するほどの素晴らしさです。プランバナン寺院群のチャンディ・セウやチャンディ・プラオサンは仏教寺院で、伽藍入口に置かれる一対の守門神像や内部の彫像が見事です。本講座は、チャンディ・ムンドゥットの珠玉の石仏や東部ジャワ・ガンジュク出土の金剛界曼荼羅群像も取り上げ、仏教とヒンドゥー教が混淆したインドネシアの遺跡や美術を探究します。(講師・記) 【各回のテーマ(予定)】 1 ボロブドゥールの回廊浮彫とチャンディ・ムンドゥットの石仏〜中部ジャワの華麗なる仏像群(6/4修正有) 2 チャンディ・ムンドゥットとチェンディ・プラオサン石仏〜中部ジャワの華麗なる仏像群(7/2修正) 3 東部ジャワ・ガンジュク出土金剛界曼荼羅群像の美〜ジャワの密教美術の広がり(7/2修正) 画像は、チャンディ・セウ守門神像
北 進一:きた・しんいち 1963年生まれ。中国・山東大学留学。アジア文化史専攻。群馬県立女子大学および高崎経済大学兼任講師。著書に『アシュラブック 興福寺阿修羅像から東大寺不空羂索観音像へ』(美術出版社)、『ほとけを知る 仏像めぐりハンドブック』(シンコーミュージック・エンタテイメント)。共著に『カラー版 東洋美術史』(美術出版社)、『世界美術大全集 東洋編15 中央アジア』(小学館)、『中国世界遺産の旅3 四川・雲南・チベット』(講談社) ほか 。
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