『小右記』は、紫式部や藤原道長の時代に、右大臣小野宮実資という貴族によって書かれた和製漢文体の日記です。写本ですが50年ほどが残っており、そこには平安貴族の日常や諸々の出来事が臨場感あふれるタッチで記されています。 この頃は一夫多妻制の社会、本妻の意地は暴力で解決、仏教では道長にも一目おかれた感性豊かな保胤、「一文不通の人」と低評価だった道長の兄道綱、それぞれの立場や思いを『小右記』等から見て行きます。 @7月 17日 うわなりうち ─大中臣輔親の本妻、次妻の家を破却─ A8月 21日 『池亭記』の著者 ─泣き上戸慶滋保胤、仏教に帰依─ B9月 18日 藤原道綱の実像 ─母は『蜻蛉日記』の著者─
野口 孝子:公益財団法人古代学協会客員研究員 早稲田大学卒。鹿児島大学大学院修了。専門は日本古代史。平安時代の邸宅相続や里内裏が主な研究テーマ。近年、平安時代の夜化に注目し「夜」の視点で平安京を見直している。2019年度まで同志社女子大学講師。
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