豪族、蘇我氏が登場してから衰退するまでの約百年間を「蘇我氏の世紀」ととらえ、6回シリーズで蘇我氏の立場からみた古代国家成立の過程を検討しています。今回は第3回目で、父である稲目を継承して蘇我氏全盛の時代を築いた馬子の事跡について、王族との姻戚関係や仏教興隆策、ミヤケ経営などについて取り上げ、その政策の意義について考えます。
古市 晃:神戸大学大学院人文学研究科 教授 1970年生。岡山大学卒業、大阪市立大学大学院退学。大阪歴史博物館、花園大学等を経て、現職。専門は日本古代史、古代国家成立論、都市論。 近年では、日本列島に国家が成立する仕組みを、王宮や王族の問題を中心に検討することを課題としている。主な著書・論文に『国家形成期の王宮と地域社会ー記紀・風土記の再解釈ー』『日本古代王権の支配論理』(いずれも塙書房)など。
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