シェイクスピアの全37戯曲を完訳した講師とともに、魅力的なキャラクターを生んだ「言葉」に焦点をあて、作品をより深く味わいます。 シェイクスピアのほとんどの作品には原作がありますが、それぞれのキャラクターの言葉が乱反射して、そこからダイナミックなストーリーが生まれています。キャラクターがどんな立ち位置にいて、劇全体の中でどんな役割を果たしているのでしょうか。原文・直訳・翻訳の三つを並べて、言葉を通してキャラクターをみていくと、そこには新たな発見があり、ますますシェイクスピアが面白くなるに違いありません。 今期は「夏の夜の夢」を取り上げます。シェイクスピアへの旅はまだまだ続きます。 ◆作品のあらすじや登場人物などの基本的なお話はありません。 事前に戯曲を読んだり、映像などで作品を見るなどしてからご参加されるとより理解が深まります。 ◆≪参考テキスト≫ ちくま文庫シェイクスピア全集(松岡和子訳)より ※ご受講の際にお手元にあると、より理解が深まります。
松岡 和子:翻訳家・演劇評論家 翻訳家・演劇評論家・東京医科歯科大学名誉教授。1942年旧満州新京(長春)生まれ。東京女子大学英米文学科卒業。東京大学大学院修士課程修了。専攻は17世紀イギリス演劇。発足当初の現代演劇協会(付属劇団雲)文芸部研究生、『罪と罰』(演出・福田恆存)『黄金の国』(演出・芥川比呂志)の公演には演出助手として参加。1982年東京医科歯科大学(教養部)助教授、1986年から1997年3月まで教授。 主な著書は『ドラマ仕掛けの空間』(創樹社)、『すべての季節のシェイクスピア』(筑摩書房)、河合隼雄氏との対談集『快読シェイクスピア』(ちくま文庫)、『「もの」で読む入門シェイクスピア』(ちくま文庫)、『深読みシェイクスピア』(新潮文庫)など。訳書は『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『クラウド9』など多数。 平成5年よりシェイクスピアの全戯曲の翻訳に取り組み、最後の作品『終わりよければすべてよし』を訳了。坪内逍遥、小田島雄志に次ぎ3人目、女性でははじめての偉業を成し遂げた。2021年度は朝日賞、毎日文化出版賞、菊池寛賞ほかを受賞した。
≪参考書≫ちくま文庫シェイクスピア全集(松岡和子訳)より「夏の夜の夢」
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