落語という芸能の本質についての論理的な分析に立脚し、ユニークな新作落語を次々に生み出している気鋭の落語作家、ナツノカモ先生。彼との対談形式による講座は今回が二度目となります。昨年3月の「落語とは何か」をテーマとする講座では「落語には脚本・演者・観客の三つの要素が不可欠」という話をしましたが、今回の講座ではその三要素のうちの“脚本”にスポットを当て、「落語の脚本とは何か」を深掘りしていきます。(広瀬・記)
広瀬 和生:落語評論家/音楽誌編集長。1960年、埼玉県生まれ。東京大学工学部卒。レコード会社勤務を経て、1987年にヘヴィ・メタル専門誌『BURRN!』編集部へ。1993年より編集長を務め、現在まで数多くの独占取材を行なってきた。その一方でほぼ毎日ナマの高座に接し、2008年の著書『この落語家を聴け!』をきっかけに落語評論家として活躍。近年は落語会のプロデュースも手がけて落語ファンから支持を得ている。『21世紀落語史』『落語の目利き』『噺は生きている』『小三治の落語』『談志の十八番』『落語評論はなぜ役に立たないのか』『「落語家」という生き方』『噺家のはなし』ほか、著書多数。
ナツノカモ:1983年、東京都出身。 2007年〜2014年、落語家。 以降、テレビやラジオ番組の構成、舞台脚本、ゲームシナリオなどの作家業を中心に活動。2018年からは演者としての活動を再開。 ひとり芝居や劇団主宰。2020年のコロナ以降は、依頼者からの個別の要望に応じて落語を創作する『ブートレッグ企画〜あなたの落語を書きます〜』で、作品の量産を行う。その後は、「落語作家」を肩書きに、AIの活用など様々な手法を用いて創作を続けている。
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