右翼、保守という言葉が現在ほど揺らいでいる時代はありません。昨今の政治家は「保守」を自称し、右翼と保守の境目は限りなく曖昧になりつつあります。明治維新による天皇制国家の形成期において、天皇を中心とした上からの国民国家を擁護する立場を採った近代右翼は、敗戦を境に親米・反共に舵を切ります。戦前の右翼と、現代の右翼は何が異なり、そして何が共通しているのでしょうか。昨今の「保守」業界の最新事情を踏まえつつ、横断的な解説を加えていく講座になります。(講師・記) **今期の予定** 7月 ヒトラーと日本の右翼1 〜政治・軍事・社会編 −ファシズムとは何か/ヒトラーは日本の右翼にいかなる影響を与えているのか/「ナチを見習うべき」麻生発言の真相/日独関係と中独関係/ホロコースト否認論と「マルコポーロ」廃刊/ネオナチと日本右翼 8月 ヒトラーと日本の右翼2 〜経済・思想編 −ヒトラーの経済政策はよかったという嘘/国家社会主義と日本右翼/ナチの経済政策は成功だったのか/男尊女卑とナチ/有機農業・自然回帰と参政党/「我が闘争」には何が書かれているのか 9月 ムッソリーニと日本の右翼 −ファシズムの元祖/ムッソリーニは日本の右翼にいかなる影響を与えているのか/ムッソリーニと面会した戦前の右翼/持っているけど持たざる国・日伊ファシズムの比較/宗教とファシズム
古谷 経衡:ふるや・つねひら 1982年札幌市生まれ。作家・評論家。立命館大学文学部史学科(日本史)卒業。(社)令和政治社会問題研究所所長。(社)日本ペンクラブ正会員。NPO法人江東映像文化振興事業団理事長。インターネットとネット保守、若者論、社会、政治、サブカルチャーなど幅広いテーマで執筆評論活動を行う一方、TOKYO FMやRKBラジオで番組コメンテイターも担当。『左翼も右翼もウソばかり』『日本を蝕む「極論」の正体』(ともに新潮新書)、『毒親と絶縁する』(集英社新書)、 『敗軍の名将』(幻冬舎新書)など著書多数。
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