朝日新聞の「天声人語」は、1904年から続く名物コラムです。603文字という限られた字数の中で、時事や自然、人間の機微を凝縮して伝え、深い余韻を残す。その文章は、多くの読者に親しまれてきました。 本講座では、「天声人語」を3年半にわたって担当された谷津憲郎氏を講師に、コラム執筆の具体的な方法をお話しいただきます。 テーマに沿った素材をどう見つけるか。読み手を引き込み、最後まで飽きさせないための工夫とは何か。バラバラの素材をどのように構成し、読める文章にしていくのかを学びます。 また、文章の推敲についても解説していただきます。「てにをは」の修正にとどまらない"直し"の本質に迫ります。 文章の構成については、短い演習もする予定です。複数の素材メモ(付箋)をもとに、天声人語と同じ6段落の文章構成を考える。情報をどのように取捨選択し、話を組み立てるか。実際に紙面に掲載された文章と比べながら、思考の傾向やクセを見つめ直す機会にしていただければと思います。 文章を書く力を実践的に磨きたい方は、ぜひご参加ください。
谷津 憲雄:やつ・のりお 1971年、横浜生まれ。94年、朝日新聞に入社。水戸・仙台支局を経て社会部に。特定の担当分野を持たない「遊軍記者」が長かった。その間に沖縄へ2度勤務し、沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故(2004年)や、辺野古埋め立て承認(2013年)などを取材した。社会部デスクや、社説を書く論説委員の経験も。22年から天声人語の「中の人」の一人に。
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