今回から二期六回にわたり、七世紀末の戦乱と古代国家の成立過程を考えます。今期はまず、斉明朝の飛鳥寺の西の広場におかれた須弥山の意味、そして白村江の戦いが蘇我氏以来の百済中心外交の行き着く先であったこと、その後の唐・新羅との和平交渉がなされるまで、準戦時体制が維持されたことを論じます。(講師・記) ※2024年4月開講 【カリキュラム】 1)斉明朝と飛鳥寺の西の広場−仏教的天下観と大国意識− 2)天智朝と白村江の戦い−敗北と軍国体制の整備− 3)天智朝の外交と和平交渉−唐と新羅との関係改善−
仁藤 敦史:にとう・あつし 国立歴史民俗博物館名誉教授 1960年静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科満期退学。博士(文学)。専門は日本古代史(特に古代王権論、都城制成立過程の研究)。現在、国立歴史民俗博物館教授。主な著書に『古代王権と都城』(吉川弘文館)、『古代王権と官僚制』(臨川書店)、『女帝の世紀』(角川書店)、『都はなぜ移るのか−遷都の古代史−』(吉川弘文館)、『卑弥呼と台与』(山川出版社)、『古代王権と支配構造』(吉川弘文館)、『NHKさかのぼり日本史 (10)奈良・飛鳥 “都”がつくる古代国家』(NHK出版)など。
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