古代国家形成に向けて大きな転換点だった七世紀は、唐をはじめとした東アジアの各地で戦争が発生した激烈な時代でした。そのなかでも倭国が戦った戦争は、その後の歴史に大きな影響を及ぼしたことが研究で強調されています。今回の講座では、特に古代日本(倭国)が関わった戦争について、天智朝の白村江の戦に焦点を当ててその詳細を見ていきます。なぜ戦争へ突き進み、そしてそこから戦争が倭国の国家形成にどのようにつながったのか、その歴史的意義を考えます。(講師:記) 【各回の予定】 7月:百済の滅亡 8月:唐との対決 9月:戦後交渉
河内 春人:こうち・はるひと 1970年東京都生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業。同大学院博士後期課程退学。現在、関東学院大学教授、立教大学兼任講師。日本古代史専攻。主著『倭の五王』(中公新書)、『日本古代君主号の研究―倭国王・天子・天皇』(八木書店)、『東アジア交流史のなかの遣唐使』(汲古書院)、訳書『モノが語る日本対外交易史 七―一六世紀』(シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア著・藤原書店)など。
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