アメリカ文学には、あまり関わりたくないようなちょっと変わった人たちが数多く登場します。白い鯨に取り憑かれた船長、無人島で孤独に生きた女性、大陸を走り続ける反抗的な若者たち、自由に生きているようでどこか危うさを抱えた女性――いずれも強烈で、一筋縄ではいきません。本講座では、そうしたキャラクターの魅力に焦点を当てながら、名作の読みどころを丁寧に紹介します。難解だと思われがちな古典も、人物から入ればぐっと身近になります。最初は少し距離を置きたくなるような彼ら、彼女たちに、いつのまにか心を奪われている――そんな読書の楽しみへとご案内します。(講師:記) ### こちらの講座は1年間で4回のシリーズ講座です。 6/15 ハーマン・メルヴィル『白鯨』――男たちの奇妙な友情 9/7 セアラ・オーン・ジュエット『とんがりモミの木の郷』――孤独と繋がりへの秘めた想い 12/14 ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』――止まらない若者たちの反抗文化 3/8 トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』――映画とは異なる原作の魅力 ※講師おすすめの訳書 『白鯨 モービィ・ディック』ハーマン・メルヴィル著、千石英世訳、講談社文芸文庫
小椋 道晃:おぐら・みちあき 明治学院大学文学部准教授。ウィスコンシン大学ミルウォーキー校博士課程修了(Ph.D.)。専門はアメリカ文学。19世紀アメリカ文学を中心に、対抗文化なども研究。著書に、『病と障害のアメリカンルネサンス――疫病、ディサビリティ、レジリエンス』(共著・小鳥遊書房)、『ヒッピー世代の先覚者たち――対抗文化とアメリカの伝統』(共著・小鳥遊書房)、『モンロー・ドクトリンの半球分割――トランスナショナル時代の地政学』(共著・彩流社)など。
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