西洋文学は「嘘」から始まりました。その証左がホメロス『オデュッセイア』です。世界初の創作メールヒェンも「嘘」にもとづきます。ただし、人をいやすためです。ヴィーラント『王子ビリビンカー物語』(小黒康正訳、同学社)を読みながら、以上のことを一緒に考えてみませんか。 ★九州大学文学部提携講座「文学と嘘 〈ポスト・トゥルース〉を語る」シリーズ第3回です。
小黒 康正:近現代ドイツの文学と思想を研究しています。2024年にNHK「100分de名著 トーマス・マン『魔の山』」に出演しました。ヘルタ・ミュラー『呼び出し』(三修社、2022年)、トーマス・マン『トーニオ・クレーガー』(岩波文庫、2025年)などの翻訳も手がけています。
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