SNSで誰もが気軽に情報発信できる現代では、嘘も瞬時に広がってゆきます。AIの高度化によって真実と嘘の境界さえ怪しくなってきました。〈ポスト・トゥルース〉の時代に、私たちはどのように向き合うべきなのでしょうか。この差し迫った不安に光を投げかけてくれるのが文学です。そもそも文学は、多かれ少なかれ嘘を前提としています。人間はいつでも、架空の物語を必要としてきたのです。この講座では、古今東西の文学作品における嘘を吟味しながら、虚実を超えた世界把握の可能性を探ります。 4月18日 [メールヒェンという嘘](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8789837) 田口 武史 准教授 5月16日 [うそからでたまこと:中国古典](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8789838) 静永 健 教授 6月20日 [嘘といやし 神話からメールヒェンへ](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8789839) 小黒 康正教授 7月18日 詐欺師としての小説家 『トーニオ・クレーガー』を読む 小黒 康正 教授 8月29日 古代日本文学と「嘘」 古川 大悟 講師 ※第5週 9月19日 『伊勢物語』の「うそ」と「まこと」 川平 敏文 教授 ★各回受講もできます。 会員 3,652円 一般 4,202円
田口 武史:18−19世紀ドイツの文学およびそれを取り巻く文化と社会を、フォルク(民衆・民族)概念を切り口に研究してきました。直近では体育教育と民衆文学との思想史的連関を探っています。著書『R. Z. ベッカーの民衆啓蒙運動』鳥影社、2014年。
静永 健:九州大学文学部教授(中国文学) 今から30数年前、中国に2年間留学し、当時の各大学におられた高名な先生方から唐詩のさまざまな魅力を伺いました。それから幾星霜。還暦を過ぎて今ようやくその先生方と同じ境地に辿り着いた気がしています。私の著書・論文は九州大学附属図書館ホームページhttps://www.lib.kyushu-u.ac.jp/で「静永」と検索。
小黒 康正:近現代ドイツの文学と思想を研究しています。2024年にNHK「100分de名著 トーマス・マン『魔の山』」に出演しました。ヘルタ・ミュラー『呼び出し』(三修社、2022年)、トーマス・マン『トーニオ・クレーガー』(岩波文庫、2025年)などの翻訳も手がけています。
古川 大悟:九州大学大学院 人文科学研究院 講師 万葉集をはじめとする奈良時代の文学作品を読みながら、古代日本語の仕組みを研究しています。万葉ゆかりの大宰府(現・太宰府)にもほど近い、この福岡の地に赴任してまもなく3年。人間にとって言語とは何かということを考えています。
川平 敏文:九州大学大学院人文科学研究院教授。 専門は日本近世文学・思想史。 著書に『徒然草の十七世紀』(岩波書店、2015年)、『徒然草 無常観を超えた魅力』(中公新書、2020年)、『武士の道徳学』(角川選書、2024年)など。
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