イラン西部のザグロス山脈に位置するベヒストゥン碑文は、紀元前522〜520年頃、アケメネス朝王ダレイオスT世が自らの即位と反乱鎮圧を多言語で刻んだものです。この磨崖碑文は、帝国の統治理念を伝える重要な史料となっています。一方、聖書『エズラ記』には、バビロン捕囚後のユダヤ人たちが、ペルシア王キュロスU世の勅令により紀元前538年頃にエルサレムへの帰還を許され、神殿再建を進めた様子が記されています。これら碑文と聖書記述の照合により、古代西アジアの政治・宗教世界がより明確に浮かび上がります。 5/31 ベヒストゥン(イラン) 岩に刻まれた王の宣言 〜ダレイオス碑文とエズラ記の帰還〜 [本講座はこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8760089)
大津 忠彦:1952年生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程(考古学)単位取得満期退学。専門は西アジア考古学。出光美術館(東京都丸の内)学芸員、中近東文化センター(東京都三鷹市)研究員、帝京平成大学(千葉県市原市)助教授を経て、筑紫女学園大学文学部アジア文化学科教授、大学付属図書館長(平成30年3月退職)。現在、筑紫女学園大学非常勤講師。久留米市文化財収蔵資料審議会会長。筑紫野市歴史博物館協議会会長。
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