果てしなく、謎に満ちているような中世の聖堂建築。そんなイメージから一歩踏み込んで、ロマネスク・ゴシック建築の「建設技術」に迫ります。どんな大建築でも、人の手で建てられた以上、そこには技術的な裏付けがあります。柱や壁をよく観察すると、途中から石の積み方が変わっていたり、石材の表面に道具の痕跡が見つかったりします。本講座ではそうした細部に焦点を当て、建設の順序を追って解説していきます。 **** 【カリキュラム】 @4/27 イントロダクション〜フランスの中世建築をみる フランスを中心に、ロマネスク・ゴシック期の時代背景と代表作をみながら、中世建築の基本的な流れについてお話しします。 A5/25 図面と建築家たち 中世に用いられた図面や設計道具、作図法などの幾何学的側面に加え、名を遺した中世の建築家たちについて紹介します。 B6/22 材料と構造 中世建築を構成する石材や木材、モルタル、金属等の材料と、基本的な構造の仕組みについてお話しします。 C7/27 建設過程 中世の聖堂建築の建設過程や建設現場の様子について、いくつかの実例をみながらお話しします。 D8/24 建築彫刻の種類と変遷 中世建築に付随する建築彫刻(柱頭、帯飾り、ボッス等)について、幅広い時代の実例を引用しながらお話しします。 E9/28 歴史の中の中世建築 これまでの講座の内容を振り返りながら、中世建築をより長い建築史の時間軸の中に位置づけてみます。 7月期(7〜9月)も受付中です。 詳細は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8915253)
嶋ア 礼:九州大学大学院芸術工学研究院助教。1990年埼玉県生まれ。2012年東京大学工学部建築学科卒業。2019年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員(RPD)などを経て2024年より現職。前田工学賞(2021年)ほか受賞。主な著書に『西洋の名建築解剖図鑑』(共著,エクスナレッジ,2023年),『ゴシック建築の考古学』(東京大学出版会,2024年)がある。
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