『古事記』上巻「神がみの物語」を、冒頭から丁寧に読み進め、いよいよ、高天の原の神々による出雲制圧へと話は展開します。 それぞれの神話にはどのような背景や歴史があるか、神の名や神話にこめられた意味は何か、『日本書紀』など共通する神話や伝承との共通性や相違についてなど、多面的に『古事記』神話を考察します。教室では、最古の写本「真福寺本古事記」を底本として、原文と現代語訳とを対照させた自作テキスト(プリント配布)に基づきながら、はじめて『古事記』を読む人にも、 何度も読んでいる人にも楽しめる講座を心がけています。 4月期ですが、従来「国譲り」神話と呼ばれていた部分を読んでいきたいと思います。わたしは「国譲り」という言い方には疑問をもっていて、内容からみれば、出雲制圧神話ではないかと考えていますが、そのあたりのことを含め、考古学的・歴史学的な知見を踏まえて神話を読み解いてみたいと思っています。古事記の神話もいよいよ後半に入りますが、ますますおもしろくなると思います。新規の方もどうぞお気楽にご参加ください。 (2026年.1月講師・記/2024年10月開講) 〈テキスト〉 プリントを配布します。今期は「高天原」から読み進めます。 〈参考書〉※なくてもかまいませんが、持っていると予習復習に好都合です。 三浦佑之『口語訳古事記 神代篇』(文春文庫) 倉野憲司『古事記』(岩波文庫)あるいはその他の古事記テキスト
三浦 佑之:みうら・すけゆき 千葉大学名誉教授 1946年、三重県生まれ。成城大学大学院博士課程修了。千葉大学教授・立正大教授を経て現職。古代文学、伝承文学研究専攻。2003年、『口語訳 古事記』で第1回角川財団学芸賞を受賞。現在、ウェブ上で「神話と昔話 三浦佑之宣伝板」を運営。http://www.miuras-tiger.com/
配布プリントは原則的に次回も使用します。毎回ご持参ください。
・教室でもオンライン(Vimeo)でも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。 ・教室は変わる場合があります。当日の案内表示をご確認下さい。