ハイデガーの主著とされている『存在と時間』(1927年刊行)は、現代哲学の著作の中でも、希に見るほどの緊張感を持って書かれた著作であり、しかもその用語たるや極めて独創的で、独学で読むことがなかなか難しい著作です。 このシリーズでは、じっくり一字一句ないがしろにせずに、わかりやすく、しかも正確に読んでいこうと考えています。海外で出版されてきた多くの文献もいろいろ紹介し、理解の助けにしてもらう予定です。「現存在」、「世界内存在」、「死への存在」、「本来性」、「先駆的覚悟性」、「頽落」といった概念を学びます。 ◇今期は、『存在と時間』の「内存在」の分析のところに入り、情緒的なあり方や雰囲気、そして「了解」、さらには気遣い、そして「真理」の問題に入ります。 ◇テキストは、中公クラシックス『存在と時間』Tを使います。各自ご購入しておいてください。
宮原 勇:名古屋⼤名誉教授 1955年⽣、京⼤哲学科卒業、同⼤学⼤学院修了。愛知県⽴⼤学教授、名古屋⼤学教授を経て定年退官。著書:『現象学の再構築』、『ディアロゴスの現象学−対話的⾔語⾏為の構造と原理−』、『図説‧現代哲学で考える<表現‧テキスト‧解釈>』、『図説‧現代哲学で考える<⼼‧コンピュータ‧脳>』、翻訳:ジョン‧R‧サール『ディスカバー‧マインド!−哲学の挑戦』など。
テキスト:『存在と時間』T(中公クラシックス)
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