オックスフォードの哲学者もかかわっている研究によると、これから10年で、これまでの人類の進歩で言えば、一世紀分に当たる進歩がAIによって達成されると言います。まさに爆発的な発展です。私たちの日常生活にも、すごい勢いでAIが入り込んできています。AIの爆発的な進化は人類に恩恵をもたらすばかりではありません。ある意味では、我々の労働の仕方が変わってしまうような社会変動をもたらしています。そこで、今回の講座は、AIをめぐる様々な問題を哲学の視点から考えてみたいと思っています。 具体的内容: チューリングの予言、サールの思考実験「中国語の部屋」、「クオリア」の問題、感性と独創性、そして「常識」、ディープラーニングという手法、予想される懸念・・・@仕事が奪われる(昔のラッダイト運動のような動きも起こるかも知れません)、A戦争や犯罪、さらには独裁者に利用される、B人工の超知能の出現、などです。
宮原 勇:名古屋⼤名誉教授 1955年⽣、京⼤哲学科卒業、同⼤学⼤学院修了。愛知県⽴⼤学教授、名古屋⼤学教授を経て定年退官。著書:『現象学の再構築』、『ディアロゴスの現象学−対話的⾔語⾏為の構造と原理−』、『図説‧現代哲学で考える<表現‧テキスト‧解釈>』、『図説‧現代哲学で考える<⼼‧コンピュータ‧脳>』、翻訳:ジョン‧R‧サール『ディスカバー‧マインド!−哲学の挑戦』など。
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