「王位継承」研究は、大兄・皇太子制や大后・皇后制の制度成立に関わらせて論じたり、大王・天皇の即位・譲位・葬送等の儀礼研究から言及されることが多かった。 これらの研究蓄積は豊かであるが、なお、未開拓の研究領域が多い。今回は、「王位継承」問題を考えるための基礎的事実を確かめながら、日本の古代に「女帝」が誕生する六・七世紀の「王位継承」を検討します。(講師記)
荒木 敏夫:専修大学名誉教授 1946年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。1987年から専修大学文学部教授、同大学の文学部長、副学長を歴任。専攻は日本古代史。主な著書に、『日本古代の皇太子』(吉川弘文館、1985年)、『可能性としての女帝−女帝と王権−』(青木書店、1999年)、『日本古代王権の研究』(吉川弘文館、2006年)、『日本の女性天皇』(文庫版)(小学館、2006年)、『古代天皇家の婚姻戦略』(吉川弘文館、2013年)、『日本古代の王権』(敬文舎、2013年)。
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