私は日頃、介護の経験を、読んだ本が教えてくれた概念を使って考えるということがあります。例えば、シモーヌ・ヴェイユの「注意力」。ドゥルーズの「消極性」。李珍景の「迷惑」…。 そして本を読む時も、介護というアングルがあるので、一見手当たり次第な読書体験ですが、私の中では系統化が行われています。ドゥルーズはそれを「系統化じゃない。セリー化(シリーズ化)だ」と述べてますが…。 『散歩依存症』はそんな思索から影響されています。 そして今回の講演では『散歩依存症』の「セリー」を辿ってみようと思います。
究極 Q太郎: 1967年生まれ。埼玉県出身。86年、現代詩手帖賞を受賞。87年に明治大学に入学。そこで出会った障害者介護が。中退後仕事となる。 2000年代初頭、『詩学』編集長寺西幹仁(故人)の依頼を受け、『詩学』社主催の詩作ワークショップ「青の日」の講評を三年務める。 ’18年春。飲酒への依存を断ち切ろうと思い、散歩を始める。歩いているうちポツリポツリ詩のフレーズが浮かび10年ぶりに詩作再開。コピー印刷の私家版詩集『蜻蛉(あきづ)の散歩〜散歩依存症』作成。’24年、それをもとにした詩集『散歩依存症』が現代書館より発売。
■教室でもオンライン(Zoomウェビナー使用)でも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。お問合せはyk9yokohama@asahiculture.comで承ります。