紀元前2千年紀、現在のトルコに栄えたヒッタイト王国は、エジプトやバビロニアと並ぶ、古代西アジアの大国の一つでした。本講座では、前半でヒッタイト王国の歴史や文化を解説し、後半では、王国が用いた「条約」と「政略結婚」という二つの外交手段に迫ります。条約は、なぜ他国の支配者を縛り、結婚はどのように他国の王室を結び、国際関係が成り立っていたのか。本講座は、古代における国際秩序と、ヒッタイト外交の独自性を読み解きます。(講師記)
山本 孟:やまもと・はじめ 筑波大学人文社会系准教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。専門はヒッタイト学、特に楔形文字粘土板文書を用いて、アナトリアに栄えたヒッタイト王国の政治・宗教に関わる研究している。訳書に『ヒッタイトの歴史と文化(2021、リトン)』や、著書に「テリピヌ神話にみるヒッタイト時代アナトリアの「死」の世界」『死の神話学(2024、晶文社)』などがある。YouTubeでも研究成果を一般向けにも発信している。
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