イスラームと聞いて、私たちは何を思い浮かべるでしょうか。厳格な規律や法のイメージが強いかもしれませんが、その内側には、1,000年以上にわたって受け継がれてきた豊かな精神性の伝統が息づいています。本講座では、イスラーム神秘主義(スーフィズム)を単なる宗教知識としてではなく、「人がいかにして神(究極の真理)と出会い、自己を磨き上げるか」という霊性の探究として読み解きます。スーフィズム初期の禁欲的修行者から教団組織の形成、そしてイブン・アラビーに代表される哲学的存在論の極致まで、その深遠なる思索の変遷を辿り、イスラーム思想の深層に迫ります。(講師・記) 【カリキュラム(予定)】 第1回:スーフィズムとは何か? 第2回:「聖なるもの」としてのスーフィー聖者 第3回:イスラームと死生観―スーフィズム的な死の捉え方
井上 貴恵:明治大学文学部 専任准教授 1984年横浜生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻博士課程単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻助手などを経て現職。専門はスーフィズム。特にペルシア神秘主義哲学。
Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問い合わせは、yk9yokohama@asahiculture.comで承ります。