織田信長にとって、羽柴秀吉は有能な家臣の一人でした。そこで、信長の家臣として秀吉が重要な役割を果たしたいくさについて、史料を読みながらその経緯をたどっていきたいと思います。今回は秀吉が城持ちの家臣となるきっかけとなった、元亀元年から四年にかけての近江浅井氏攻めについて、関係史料を読んでいきます。(講師・記)
金子 拓:かねこ・ひらく 東京大学教授 1967年山形市生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。東京大学史料編纂所教授。史料編纂所にて編年史料集『大日本史料』第十編(織田信長の時代)の編纂を担当している。著書に『中世武家政権と政治秩序』『織田信長権力論』(吉川弘文館)、『織田信長という歴史』(勉誠出版)、『記憶の歴史学』『織田信長〈天下人〉の実像』(講談社)、『長篠合戦 鉄砲戦の虚像と実像』(中央公論新社)、『史料が語る信長の時代』(吉川弘文館)などがある。
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