腸は、脳からの指令がなくても独自に働くことができる器官です。しかし自律神経やホルモンなどを介して脳と密接に関連しており、ストレスからくる下痢や便秘による憂鬱感などはよく知られています。この双方向の関連性を「脳腸相関」といいます。近年の研究で、腸内環境が認知機能やパーキンソン病、頭痛などの脳神経疾患に深く関わることがわかってきました。本講座では、現役の消化器外科医が脳と腸の関係を解説し、腸内環境を整えるための注意点や日常生活で心がけたいことをお話しします。
三吉 範克:大阪大学大学院医学系研究科 消化器外科学講座 助教 2002年神戸大学医学部卒。大阪大学医学部附属病院消化器外科、大阪府立成人病センター外科勤務後、2011年米国ハーバード大学マサチューセッツ総合病院 Postdoctoral fellow。2013年に帰国後、大阪府立成人病センター、大阪国際がんセンター(旧 大阪府立成人病センター) 外科医長を経て、現在、大阪大学大学院医学系研究科外科学講座消化器外科学助教として外科手術を中心としたがん治療、さらに大阪国際がんセンターがん医療創生部プロジェクトリーダーとしてがん診断と治療、基礎研究を行う。
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