『小右記』は、紫式部や藤原道長の時代に、右大臣小野宮実資という貴族によって書かれた和製漢文体の日記です。写本ですが50年ほどが残っており、そこには平安貴族の日常や諸々の出来事が臨場感あふれるタッチで記されています。 この頃の天皇は深窓にいてあまり外出をしませんでした。儀礼の時だけ内裏を出ていましたが、藤原兼家や道長のころから寺社にも参詣するようになります。しかしそれは、天皇の意志ではなく、天皇を巻き込んで家格をあげようとする摂関家の思惑によるものでした。道長等のとった行動を『小右記』等から見て行きます。 @4月 17日 神社へ行幸する ─藤原兼家と春日社行幸─ A5月 15日 寺院へ行幸する ─後一条天皇、道長の法成寺へ─ B6月 19日 摂関第への行幸 ─天皇、道長の土御門第へ─
野口 孝子:公益財団法人古代学協会客員研究員 早稲田大学卒。鹿児島大学大学院修了。専門は日本古代史。平安時代の邸宅相続や里内裏が主な研究テーマ。近年、平安時代の夜化に注目し「夜」の視点で平安京を見直している。2019年度まで同志社女子大学講師。
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