大島渚監督は、「映画は青春であり続けるだろう」と述べたことがあります。それは中国映画の世界にも当てはまります。1930年代の上海映画は、孫瑜や呉永剛、蔡楚生ら若手監督が輩出し、阮玲玉や黎莉莉、王人美、金焔、趙丹らスターが人気を集め、最初の黄金期を迎えました。最年長の孫瑜が1900年生まれですから、この黄金期を支えたのは20代の若者たちでした。アメリカ映画を見て育った彼らは、『女神』や『スポーツの女王』『大いなる路』『孤島の二人』『街角の天使』といった名作を、次々に生み出します。この講座では、映像を多く紹介しながら、日本との戦争という時代のなかで、かつて上海に存在した「映画の青春」を紹介していきます。(講師記)
刈間 文俊:東京大学名誉教授 2018年3月まで東京大学教授(大学院総合文化研究科)、専攻は表象文化論・中国映画史・中国当代文学。『上海キネマポート』等の著作の他、『私の紅衛兵時代――ある映画監督の青春』(陳凱歌)の翻訳や『空海―美しき王妃の謎』など中国映画の字幕を100本近くてがける。朝日カルチャーセンター新宿教室でも「当代中国文学を読む」を40年以上担当。
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