**フランツ・リストゆかりの地を訪ねて<第2弾>** 9歳でデビューしたフランツ・リストはその後ハンガリーを離れ、晩年になるまで祖国へ戻ることはありませんでした。天才ピアニストとして有名になったリストはヨーロッパ各地で演奏会を開き、常に人々を魅了しました。母国語がドイツ語だったので(母がドイツ系)ドイツで過ごすことが多く、ドイツ各地に足跡があります。1841年、リストはザクセン=ヴァイマール=アイゼナハ大公国のカール・アレクサンダー皇太子の招待を受けてヴァイマールを訪れ、その後宮廷楽長に就任します。超絶技巧で聴衆を圧倒していたリストは30歳を過ぎて疲れを感じ、演奏家として生涯終えることに疑問を感じていた時でした。ヴァイマールは文豪ゲーテやシラーが築いた文化的雰囲気に溢れており、良い雰囲気の中で作曲にも精を出しました。ローマへ行った時期もありましたが再びカール・アレクサンダーに呼ばれて舞い戻り、晩年は後輩の指導と育成にあたりました。本講座ではリストの成熟期に作曲家としての地位を築いたヴァイマールを紹介します。(講師・記) *2026年1月期開講。全4講。
沖島 博美:おきしま・ひろみ 旅行作家 書籍や雑誌その他でドイツ語圏の民俗、歴史、文化を紹介している。主な著書は『ベルリン/ドレスデン』(2010)、『ウィーン』(2009)、『ハンガリー』(2010)、『チェコ歴史散歩』(2010)、『イスタンブールと西北トルコ』(2006)以上、日経BP社(旅名人ブックス・シリーズ)、『北ドイツ=海の街の物語』(2001)、『プラハ旅物語』(2006)以上、東京書籍、『グリム童話で旅するドイツ・メルヘン街道』(2011)、『プラハ迷宮の散歩道』(2014)以上ダイアモンド社、『ベルリンと北ドイツ』(2024)、『ハプスブルク帝国』(2025)以上、Gakken地球の歩き方社、『ドイツ・クリスマスマーケット案内』(2015)、『皇妃エリザベートを巡る旅』(2016)、『ウィーンのカフェハウス』(2017)以上、河出書房新社、その他多数。
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