ヨーロッパの古い都市、大学、各種の団体は伝統的に、それぞれ独自の紋章をもっています。そしてその伝統は、現代の会社のトレードマーク、スポーツチームのロゴ、学校のエンブレムなどに受け継がれています。本講座では、ヨーロッパ中世の宮廷で誕生した紋章の起源と様々な形態を紹介し、それが近代ヨーロッパでインプレーザ(個別的標章)やエンブレム(寓意的な象徴図案)へと発展していく過程を、多くのスライドを用いながら具体的にお話します。4月期は紋章の起源、紋章図形、ヨーロッパの王家の紋章について扱います。(講師・記) *2026年4月開講。全6講。随時、途中受講が可能です。 <各回の講義内容> ■4月期 第1回 ヨーロッパにおける紋章の起源と展開 第2回 紋章図形の基本的な規則と構造 第3回 神聖ローマ帝国、イギリス、フランスの王家の紋章 ■7月期 第1回 近代ヨーロッパの王家・貴族のインプレーザ(個別的標章) 第2回 エンブレム(寓意的な象徴図案)・ブックの流布 第3回 インプレーザ、エンブレムの芸術作品への影響
伊藤 博明:いとう・ひろあき 埼玉大学名誉教授 1955年生まれ。専門は思想史・芸術論。著書に『ルネサンスの神秘思想』(講談社学術文庫、2012年)、『象徴と寓意』(「アート・ギャラリー10」、集英社、2018年)、共著に『神秘哲学―イスラーム哲学とキリスト教中世3』(岩波書店、2012年)、編著に『哲学の歴史4 ルネサンス』(中央公論新社、2007年)、翻訳にアルチャーティ『エンブレム集』(ありな書房、2000年)、ホラポッロ『ヒエログリフ集』(ありな書房、2020年)、ヴァグナー編『世界初のビジネス書―15世紀イタリア商人 ベネデット・コトルリ15の黄金則』(すばる舎、2021年)などがある。
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