ジャズが生まれたのは、20世紀初めごろのアメリカ。以後、数多くの音楽家が魅了され、クラシック、映画音楽、ミュージカル音楽などに大きな影響を与えてきました。しかし、「ジャズって何?」と改めて問われると戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか。本シリーズでは、ジャズの歴史を全5回に分けてひもときながら魅力に迫り、名曲名演奏の聴きどころを解説します。また、単に音楽だけではなく、それが生まれた歴史的経緯や文化的背景などを立体的に考察し紹介していきます。 第3回では、戦後のジャズの主流となったビバップについてとりあげます。ビバップではそれまでの大人数のビッグバンドから少人数のコンボが中心になります。また、ナイトクラブでの娯楽やダンスのための音楽ではなく、個人の即興演奏を主眼とし聴くための音楽へと変貌します。ビバップと呼ばれる新しいジャズを強く支持したのが戦後の知的な若者でした。ジャズ喫茶やジャズライブでもしばしば聞かれるビバップ、ジャズというとこのスタイルを思い浮かべる人も多いでしょう。ここでは、さまざまな名プレイヤーとともにビバップの誕生から発展までを追っていきます。数々の名曲には聞き覚えのある人も多いでしょう。そして、そこで繰り広げられる即興演奏の妙を探っていくとともに、戦後社会のなかでジャズが特別な位置を獲得していった軌跡を解説します。(講師・記) 【ジャズの歴史 シリーズ】 ※不定期開催 第1回 ジャズ誕生まで(1880〜1910年代)――2026.1.31(土) 第2回 世界的普及とスウィングジャズ全盛期(1920〜1940年代)――2026.3.28(土) 第3回 戦後社会とビバップの誕生(1940〜1950年代)――2026.5.23(土) 第4回 ジャズの多様化(1960〜1970年代)――2026年夏頃(予定) 第5回 ジャズの現在地(1980〜2020年代)――2026年夏頃(予定) *** 【広報画像】 @チャーリー・パーカー(イメージ画像) Aミルト・ジャクソン、マックス・ローチ、ディジー・ガレスピー、ジェームズ・ムーディ、パーシー・ヒース、セロニアス・モンク(ニューポート・ジャズ・フェスティバルにて)(イメージ画像) B高山 博さん
高山 博:(たかやま・ひろし)作曲家。著述家。学生時代より、関西ライブシーンで活躍。大阪芸術大学でクラシックの作曲、民俗音楽学、電子音楽の技法を学び、学外でジャズ理論を学ぶ。近年は、個人レッスンのほか、東京藝術大学大学院、東京工芸大学、美学校で教壇に立つ。作編曲に、NHK銀河テレビ小説『妻』、TV朝日『題名のない音楽会』(出演)、日本・インドネシア合同舞台作品『ボロブドゥールの嵐』、香川県芸術祭『南風の祭礼』、自らのバンドCharisma『邂逅』(キングレコード)の他、『W.I.N.S』 W.I.N.S. (ビクター・エンタテイメント)、『Super-Nova』KoKoo(キングレコード) など。著書に、『ビートルズの作曲法』(2012)リットーミュージック、『ポピュラー音楽作曲のための旋律法――聴く人の心に響くメロディラインの作り方』(2013)リットーミュージック、『ビートルズ――創造の多面体』(2022)アルテスパブリッシング、『FM音源のあたらしいトリセツ』(2018)リットーミュージック、『LogicPro10.8徹底操作ガイド』(2024)リットーミュージック、他。雑誌寄稿も多数。音楽理論から技術的解説まで多岐にわたり執筆。
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