派手・豪華を好むイメージがある秀吉が関わった寺社の建物はどうようなものがあるのだろうか。 今回は、秀吉にまつわる由緒のある寺社建築について見ていく。その中には、歴史的には誤りとされるが、聚楽第や伏見城の遺構という由緒を持つものや、実際に秀吉や弟・秀長が造営したり、復興や再興を援助した寺社がある。現存する日吉大社の建物や宝厳寺唐門、津島神社楼門、醍醐寺唐門などや、失われてしまっているが有名な建物である方広寺大仏殿などを扱い、秀吉の建物のへの好みや寺社との関係を読み解く。(講師・記)
米澤 貴紀:よねざわ・たかのり 名城大学理工学部建築学科准教授。1978年神奈川県生まれ。博士(工学)。早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は日本建築史、建築技術史。主な著書に『木砕之注文』(共著、中央公論美術出版、2013)、『神社の解剖図鑑』『日本の名城解剖図鑑』(共にエクスナレッジ、2015)、『建築の誕生 自然から文化の地平への飛翔』(共著、丸善、2024)、『建築とオリジナル 創造・継承・解釈』(共編著、勉誠社、2025)など。
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