中世キリスト教世界では、現在から見ると如何にも不可思議に見えるもの/ことが信じられていました。そのうちのあるものは「奇跡」と見なされ、他のものは「迷信」あるいは「異端」として断罪されました。当時、そのような振り分けの基準はどこにあったのでしょうか。 今回の講座では、中世ヨーロッパにおいて一般信徒がどのような信仰生活を送っていたのか、その深層を探ってみたいと思います。(講師・記)
図師 宣忠:ずし・のぶただ 甲南大学文学部教授。1975年生まれ。2004年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学、博士(文学)。主な著書に、『エーコ『薔薇の名前』──迷宮をめぐる〈はてしない物語〉』(慶應義塾大学出版会、2021年)、『映画で味わう中世ヨーロッパ──歴史と伝説が織りなす魅惑の世界』(編著、ミネルヴァ書房、2024年)、『史料と旅する中世ヨーロッパ』(共編著、ミネルヴァ書房、2025年)。訳書に、ジョン・H.アーノルド『中世史とは何か』(共訳、岩波書店、2022年)など。
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