1993年夏に訪れた“ヨーロッパ唯一の仏教国”カルムイキア。当地はロシア連邦の一共和国でカスピ海北西岸に位置する北海道ほどの広さを持つ国です。モンゴル系のチベット仏教徒であるカルムイク人が飛び地のようにそこに暮らしています。ソ連崩壊の余波で混沌たる状態ではありましたが、新しい国づくりが始まっていました。カルムイク人の生い立ちから現状までの歴史的変遷を振り返りつつ、90年代頃の当地の様子を当時の時代の高揚感とともにレポートします。さまざまな辺境の地をフィールドワークで訪れた講師が、豊富な画像を交え解説します。(講師・記) <カリキュラム> 2026年4月期:ヨーロッパ唯一の仏教国 カルムイキア
井出晃憲:(いで・あきのり)1970年、東京都生まれ。フェリス女学院大学ほか非常勤講師、合同会社浅間山文庫代表、NPO法人国際文化交流推進会副理事長。専門は文化人類学、集団力学、観光学。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学、中国社会科学院研究生院外国専家、国立民族学博物館文化資源共同研究員、稚内北星学園大学情報メディア学部准教授、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター客員准教授などを経て現職。在学中は探検部に所属して北の世界ばかりを歩き、これまで北方アジアの少数先住民のフィールドワークを行ってきた。論文に「メディアが映す日本統治下の樺太観光−「オタスの社」先住民観光をめぐる言説を中心に―」(『境界研究』No14、2024年)などがある。
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