歌舞伎と並んで日本文化に独特の花を咲かせる「宝塚歌劇」の人気の秘密を探ります。女性だけで演じられるミュージカル、レヴュー舞台の約束事、作品論、作・演出家論、男役・娘役に分かれるタカラジェンヌと呼ばれるスターの演技法など、東京公演中の作品を参考にしながら、具体的に語り合います。また合評会を通して、ちょっとした視点の変化から一層、楽しめる歌劇の魅力をお伝えしたいと思います。(講師・記) ※皆さんで語り合うサロン的な講座です。 ・1月31日(土) 昨年11月から年を跨いで1月4日まで上演されていた宙組公演に次いで、本年最初の東京宝塚劇場公演として上演される雪組公演(生田大和作・演出『ボー・ブランメル』と中村一徳作演出『Prayer〜祈り〜』)。本公演で彩風咲奈に続いて現トップの朝美絢の相手役も務めていたトップ娘役・夢白あやが退団します。公演後最後に行われるトップスターの優先特約サヨナラ公演≠フ制度上の宝塚歌劇の異色な伝統にも触れたいと思います。 ・2月21日(土) 前回は、トップ娘役の退団。今回の星組公演(大野拓史作・演出『恋する天動説』と稲葉太地作・演出『DYNAMIC NOVA』)は、暁千星=詩ちづるの星組新トップコンビの大劇場お披露目公演。歌舞伎と違って、芸の伝承でなくスターの個性≠ナ受け継がれてゆく宝塚歌劇のトップスターの魅力を、芝居の大野とレヴューの稲葉がどのように礼真琴後の新生星組を導いてゆくか、語り合います。 ・3月21日(土) 新生星組公演の合評会。そして花組公演について。第1部芝居は、本作が大劇場デビュー作となる新人演出家・熊倉飛鳥作・演出の『蒼月抄』と第2部ショーは、指田珠子作・演出『EL DESEO』です。第1部の『蒼月抄』は、花組トップコンビが初めて挑む日本物で、源平の歴史的な戦いを題材にした作品で平家の終焉の逸話を描きます。ラテン・ショーの第2部と併せて花組生がどんな躍動を魅せるか。
石井 啓夫:いしい・けいふ 演劇コラムニスト 1943年、東京生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。産経新聞社に入社、28年間、文芸、演劇分野に携わり、98年退社後、フリーな立場から新聞、雑誌他で執筆、講演活動を行っている。宝塚観劇歴60年。著書に「タカラジェンヌの妖精物語」など。日本演劇協会会員。
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