古事記・日本書紀(記紀)は、7世紀後半に天武天皇の命令で編纂が開始され、奈良時代に完成した歴史書で、天皇および天皇家の起源と日本列島における天皇の支配の正統性、また諸氏族の王権とのつながりの由来を、神話から説き起こして物語っています。その内容には、史実ではない部分も多く含みますが、そうした叙述の中にも古代国家形成過程の解明につながるたくさんの手がかりが内在しています。本講座では、その解明のための切り口となる視点を設定して、問題を掘り下げていきたいと思います。今期は<神話>を切り口に考察します。(講師記) *2025年4月開講 *各回テーマがございますので、途中からの受講も歓迎です。 <各回テーマ(予定)> 第1回 記紀神話の特質―王権神話の二元構造と世界観― 第2回 イザナキ・イザナミの国生み神話 第3回 イザナキの黄泉国訪問神話 第4回 スサノオとアマテラスのウケイ(誓約)神話 第5回 アマテラスの天岩戸神話 ※各回のテーマは予定です。状況により、多少変動する場合があります。
菊地 照夫:法政大学講師 1959年東京生まれ。国学院大学文学部史学科卒業、法政大学大学院人文科学研究科日本史学専修博士課程単位取得満期退学、博士(歴史学)。現在、法政大学兼任講師、出雲古代史研究会代表委員。専門は日本古代史、民俗学、部落史。著書に『古代王権の宗教的世界観と出雲』(同成社、2016年)。
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