桓武天皇(山部親王)は平安時代を開いた偉大なる天皇としてあまりにも有名です。しかし、桓武は平城京を都とした最後の天皇、すなわち奈良時代最後の天皇でもありました。奈良時代と平安時代の交に位置する天皇が桓武ということになります。桓武の約25年におよぶ治世は「六国史」の第二と第三、『続日本紀』と『日本後紀』にまたがって記述されており、本講座では両書を中心に関連する史料・資料を読み解き、奈良時代および平安時代がいかなる時代であったのかについて掘り下げていきます。 今期は引き続き『日本後紀』の延暦16(797)年以降の講読を進めていきます。桓武天皇、最後の十年を見つめ直しましょう。(講師記) ※講座の進度により、予定の範囲より多少前後する場合があります。
遠山 美都男:とおやま・みつお 学習院大学講師 1957年東京都生まれ。81年学習院大学文学部史学科卒業。同大学院入学、学習院大学文学部助手を経て、現在、同非常勤講師。97年、学習院大学より博士(史学)の学位を授与される。著書に『壬申の乱』『新版 大化改新』(以上、中公新書)、『白村江』『天皇と日本の起源』『天智と持統』(以上、講談社現代新書)、『古代日本の女帝とキサキ』『天武天皇の企て』(以上、角川学芸出版)、『古代の皇位継承』『敗者の日本史 大化改新と蘇我氏』(以上、吉川弘文館)、『蘇我氏四代』(ミネルヴァ書房)、『天平の三皇女』(河出文庫)など多数。
★講師都合により、5/16休講→5/30に振り替えます(5/12記)
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